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中学校訪問レポート(横浜雙葉中学校)

横浜雙葉 訪問日2014/6/24

 横浜山手の丘の上に建つ横浜雙葉。学校の周りには、古くからの洋館などが建ち並び、その周りだけ時間がゆっくりと過ぎているような感覚になります。

 

 以前まではみなとみらい線「元町中華街駅」から、外国人墓地の周りを上ってゆく長い坂と階段で、学校に着くまでかなりの体力を要しましたが、今では駅からアメリカ山公園に直結するエレベーター(マリンタワーが写っている写真の中央がエレベーターの乗り場です)ができたため、とても楽になりました。

 

 そこから外国人墓地の前を通過すると学校に着きますが、外国人墓地から横浜ベイアリアの景色も一望することができます(当日はあいにくの悪天候のため、写真では見通しがよくないですが)。

 

  校長先生や、各担当の先生のお話に共通して感じられるのは、先生方の生徒さんを見る目のきめ細やかさです。例えば、先週末にあった球技大会が終わって、生徒さん達の気持ちが少し空虚になっているタイミングで、それが続かないように、進路ガイダンスの案内を告知されたそうですが、そのタイミングに象徴されるように、決して押し付けではなく、巧みに誘導するかたちで、生徒さん達の意識を高めている印象を強く受けました。

 

 来年2015年の2月1日が日曜にあたるサンデーショックの年ですので、横浜雙葉も2月1日→2日へと受験日を移動させます。それ以外に各科目とも入試の方針に変更はありませんが、算数は第2問以降により多くの時間を費やせるように、第1問(小問集合)の難易度を少し考慮する可能性があるそうです。

 

 校内を見学することができましたが、中庭を囲むように建てられた各校舎は、とても綺麗に整えられていて、ただ廊下を歩き、窓からの景色を眺めるだけでも心が和みます。建築構造が一見複雑ですが、そのデザインがまた気持ちを高めてくれて、居心地のよさを満喫できます。校舎の各所から見える横浜山手の緑多い風景が、また見るものを癒してくれます。

 

 校舎内に設置されたオープンスペースからは、横浜ベイエリアが一望に見渡せるため、入学間もない中学1年生の中には、デートごっこと称して、二人で並び座って、夜景がきれいだね、と言い合う遊びをする生徒さんも少なからずいるそうですが、その気持ちがとてもよくわかります。ちなみに高校生にもなると、すっかり慣れ、そうした美しい夕景・夜景にも飽きてしまうそうです。何とも贅沢なお話です。

 

 学校の内外の環境が抜群に美しく、居心地がよく、一度訪れると、またうかがいたくなってしまう、そんな魅力に満ちた学校です。ぜひ直接足を運んでみてください。

 

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